創立者の物語 第11話 家族や仲間に、顔向けできないと思った - あすハピ|明日もハッピーに

撤退した後、しばらくの間、家に帰るのが怖かった。

玄関の前で、少しだけ立ち止まることがあった。ドアを開けた先に、家族がいる。その顔を見ることが、できなかった。

電話が鳴るたびに、画面を見た。仲間からの着信は、出るのに時間がかかった。

失敗したことは、自分で受け止められる。それは自分の話だから。でも、信じてついてきてくれた人たちへの申し訳なさは、別の重さがあった。自分のことより、誰かへの申し訳なさの方が、ずっと重かった。

「迷惑をかけた」という言葉では足りない感覚だった。

顔向けできない、という言葉が一番近かった。

今、しんどい場所にいる人に聞きたい。

あなたが今感じている重さは、自分への失望だろうか。それとも、誰かへの申し訳なさだろうか。

もし誰かへの申し訳なさを感じているなら、それはあなたが誰かを大切にしている証拠だ。冷たい人間には、あの重さは来ない。

あの時の自分に、誰かそう言ってほしかった。

もっと整えたい人へ

今日一番しんどかったこと、
教えてください。

一人で抱えなくていい。
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