
41歳の時、年商が6億8000万まで伸びた。
数字だけ見ると、すごいことのように見えるかもしれない。でも、その数字を見た時に感じたことは、「すごい」じゃなかった。
「続けてきた」だった。
24歳で起業して、代表を譲って、法人化して借金して撤退して、また一からやり直して、大切な人を亡くして、それでも言葉を変え続けて、リフォームを始めて、仲間が集まって。
その積み上げの先に、あの数字があった。
魔法じゃない。近道もない。ただ、続けた結果だった。
信じていたことが、間違っていなかった。続けてきたことに、意味があった。その確認ができた瞬間だった。それが一番、うれしかった。
でも、その同じ頃、大事な仲間を亡くした。
役員のひとりになってくれていた仲間だった。一緒に会社を動かしてきた人間が、突然いなくなった。
数字が上がっていく時期に、人が消える。うれしさと悲しさが、同じ場所にあった。何と表現すればいいかわからないまま、時間だけが過ぎた。
その人がいなければ、あの数字はなかった。そう思っている。
だから、あの6億8000万は、自分一人の結果じゃない。
でも、ここで終わりじゃなかった。
人生は、うまくいき始めた頃に、また新しい問いを持ってくる。
次のステップに行きたい、という気持ちが、また動き始めていた。
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