
若い頃、よく短気だと言われた。通知表にも毎回「落ち着きがない」と書かれていた。
そのせいなのか、何でも時短でパパッと済ませようとする癖がある。一人でいるときは食事なんて何でもいい。何を食べたか覚えていないことも多いし、おいしいと思ったお店をすぐ忘れることもよくある。だから食事は近場で、空き時間に済ませてしまうことが多かった。
今日、ご飯を食べようと思ったとき、前に見たYouTubeの内容を思い出した。「自分の体に、何が食べたいか聞いてみるといい。カーナビにゴールを設定したら、後は任せるでしょ。それでもちゃんと目的地に着く」——そんな話だったと思う。
試しにやってみた。体に向かって「何か食べたいものがあったらサインちょうだい」と呟いて、車を走らせた。そうしたら、なぜか隣町の名前が頭に浮かんだ。意味はよくわからなかったけど、とりあえずそっちへ向かってみた。
その道中、YouTubeを見たり、いろいろ考えたりして、気づいたらすごくいい時間になっていた。そして、ずっと気になりながら忘れていたお店の前を通り過ぎた。味噌ラーメンのお店だった。
正直、いつもなら入らない。同じお金を出すなら家系ラーメンを食べたいと思ってしまうから。でも今日は入ってみた。
すごくおいしかった。素敵なサービスもあって、思わぬアイデアまでもらえた。
「体に聞いたら、こんな形で返ってくることもあるんだな」と思った。そして、遠くへ行くとか、時間をかけるって、余裕がないとやらないよなとも思った。だから余裕があることって、幸せなんだと。それがあすハピってことなのかもしれない。