
鬱の中で、本を読んでいた。
動けない時間に、できることが他になかった。斎藤一人さんの言葉はすでに知っていた。でも、この頃に出会ったのが、ひすいこたろうさんと小林正観さんだった。
ひすいこたろうさんの言葉は、最初に読んだ時、何かが緩んだ。
「自分のままでいい」
鬱の時の自分は、毎日どこかで自分を責めていた。なぜ動けないのか。なぜこんなことになったのか。なぜ弱いのか。その責めが、さらに動けなくさせていた。
でも、「自分のままでいい」という言葉を読んだ瞬間、その責めが、少し止まった。
責めなくていい、と思えた。
小林正観さんの「宇宙には良いも悪いもない」は、最初はよく意味がわからなかった。でも繰り返し読む中で、気づいたことがあった。
良い・悪いと判断しているのは、自分だ。
今の状況を「最悪だ」と決めているのも、自分だ。そう決めなければ、ただの「今の状況」でしかない。
3人の言葉が、初めてつながった瞬間があった。
責めなくていい。裁かなくていい。良いも悪いもない、ただ今ここにいる。
その安心感が、底の底にいた時の支えになった。