
「あすハピ」という名前は、24歳の頃に思いついていた。
当時はお得情報を届けるポータルサイトの名前として考えていた。面白い名前だと思った。でも、その時は形にならなかった。
それから20年以上、この名前は自分の中でずっと眠っていた。
48歳になった時、また思い出した。
でも、今度は違う意味を持っていた。情報を届けるためじゃない。言葉を届けるためだ、と思った。
振り返ってみると、しんどかった夜に、何度もつぶやいていた言葉があった。
「明日はもう少しよくしよう。明日もハッピーになろう。明日がハッピーだということは、今日もハッピーだ。」
代表を譲った夜も。借金して撤退した夜も。大切な人を亡くした夜も。鬱で動けなかった夜も。
毎回じゃなかった。でも、何度も、そう思いながら眠った。
「明日もハッピーに」という言葉は、自分が自分に言い続けてきた言葉だった。
その言葉を、今度は誰かに届けたい。
あの頃の自分と同じ場所にいる人に、届けたい。