創立者の物語 第4話 会社を興すつもりで、働いていた - あすハピ|明日もハッピーに

20代の前半、会社員として働きながら、いつかは自分で会社を作ると決めていた。

漠然とした夢ではなかった。「いつかなれたらいいな」という話じゃなかった。もっと静かで、もっと確かな確信だった。だから、毎日の仕事をただこなすことができなかった。

どうすれば人を動かせるか。どうすれば信頼を得られるか。どうすれば相手が「この人に頼みたい」と思うか。

仕事をしながら、ずっとそれを考えていた。

評価ももらえた。「お前はやれる」と言ってくれる人もいた。手応えがあった。自分の中に何かが積み上がっていく感覚があった。その感覚が、毎日働き続ける理由になっていた。

24歳の時、友人から連絡が来た。

「一緒にやらないか」

その言葉を聞いた瞬間、「今だ」と思った。

迷いはなかった。準備してきたつもりだった。友人の足りないところを自分がカバーできる確信があった。自分の力を試す時が来た、そう思った。

あの時の「やってみよう」という感覚は、正しかったと今でも思っている。

ただ、世の中は「確信」だけでは動かなかった。

そのことを、これから学ぶことになる。

もっと整えたい人へ

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